关键字:5W场效应管功率放大器
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5Wくらいのオーディオアンプ
また作ってしまいました。ちょっと引っ越したので、自分の部屋用の小さなアンプが欲しいなーと思ったのが製作動機です。 前回はちょっと凝りすぎた感があったのと、時間がなかったのとで、今回はサクっとOP-AMPを使い、電源もサクっと3端子レギュレータで作ってしまいました。
5Wくらいのオーディオパワーアンプ
計算はほとんどやってません。調整箇所もありません。一応、オフセット電圧の調節が可能なようにと、調節が可能な NE5534 を使用しましたが、調整回路はつけていません。
見る人が見れば分かるかもしれませんが、この回路は
定本 続 トランジスタ回路の設計, 鈴木 雅巨著, CQ出版社 p. 116
の回路を少し変更しただけのものです。
変更箇所は、
- 電源の定電圧回路を zener diode で±17Vに底上げしていない
- MOS-FETのバイアス電圧をトランジスタではなく diode で行なっている
- MOS-FETの温度補償を行なっていない
- バイアス電流をJFETによる定電流回路ではなく抵抗で流している
- 入力のカップリングコンデンサを取ってしまった
- トランスの使い方が怪しい(苦笑)
です。要するに性能落としてます(苦笑)。6について、何か知ってる方は教えてください。一応これで動いていますが、なんか怪しい...
あと、5ですが、これは音源の方の出力にコンデンサがついているはずなので外してしまいました。このあたりは微妙な感じで、
定本 トランジスタ回路の設計, 鈴木 雅巨著, CQ出版社
の10Wパワーアンプ回路の説明では入力のコンデンサは「OP-AMPを用いたので省ける」と書いてありますが、
定本 続 トランジスタ回路の設計, 鈴木 雅巨著, CQ出版社
の10Wパワーアンプではコンデンサがきちんと付いています。しかし、その説明はされていません。このあたりを私は説明してほしかったりするんですけど。 定本 トランジスタ回路の設計の10Wパワーアンプの章は鈴木氏ではなく山本誠氏による執筆になっていて、そのへんの意見が両氏で違うのかもしれませんが、とりあえず、気になります(笑)。
ちなみに現在は、バイアス電圧を diode ではなく LED で作っています。LED の電圧降下はだいたい2Vくらいなので、diode ではアイドリング電流が足りない場合は diode ×2 を LED ×1に置き換えることができます。なんか邪道な気もしますが...
電源の整流用ダイオードは2Aくらいのものを使えば充分だと思います。トランスの型番は T-130110 です。大阪日本橋の シリコンハウスで1個¥800で売っています。あと 2SJ440 と 2SK2467 のペアは デジット で売っています。1ペアで¥1200くらいだったと思います。
↑試しにブレッドボードで組んで音が出たところ
↑完成アンプ外観(余計なものも写っていますが)
↑アンプ基板
↑アンプ裏(相変わらず配線はぐちゃぐちゃ)
音ですが、何ともいえない、普通の音です。NE5534 って多分、庶民レベルのCDプレーヤとかに入ってる石だと思います。だからそういう音に慣れてしまっていて、「普通の音」に聴こえるのかもしれません。こういう回路だと、音質がOP-AMPに支配されてしまいそうで、MOS-FETがもったいない気もします。まぁでも、音質を気にする前に回路の質を気にしたらどうか という読者の声が聞こえてくる気がするので音に関してはこれ以上言及しないでおこうと思います(笑)。
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